保健所なんて信じないと思った話
現在3歳10ヶ月の息子の発音・滑舌について色々ありました。
今、思い出すと笑い話ですが、とても心配しましたし、対応にイラつきもしました。
一区切りつくまでコロナもあって、約1年。
誰も悪くないし、話せる人もおらず、しかし区切りがついたので、ここでお焚き上げさせていただきます(なるのか?)。
こうして読むと、恨み節みたいなんだけどね笑。恨み節かなー。
確信になる
これがきっかけになるのかな。
保育園での個人面談で、担任に息子の言葉について指摘されました。
(他の子より、はっきり話せないかな?)と感じてはいたものの、まだ2歳だし、男の子は遅いと聞くし、時が経てばどうにかなるのかなと考えていました。
でも、たくさんの子供を見てきた保育園の先生が指摘するのだから、息子はおかしいのかも…。
後に、なぜこの担任が指摘してきたかわかるんですけど。このときの私はこう思っていました。
とにかく、引っかかっていました。
3歳児検診で
保健所で3歳児検診があり、問診で心配なことを聞かれ、滑舌について相談しました。
ちょうど診療心理士が来ているからと案内され、女性の診療心理士に息子を見ていただきました。
診療心理士の方と息子が向かい合い、質問に答えたり、同じものを描いたり、色の名前を答えたりしていました。
できないことや答えられないものがあると、基準以下なのかな?答えられて当然なのかな?と見ていて心配になりました。
息子は軽度難聴?
「軽度難聴の疑いがあるから診てもらったほうがいい」という話で、保健所から聴覚検査で有名な病院を紹介されました。
相手の話が聞けていないから、発音ができないし、自分で話していても間違っていることに気がつかないという話でした。
耳に異常がある可能性があると聞いて、夫婦で心配しました。
赤ちゃんのとき、頭を強く打ち、少し遠くの大きな病院にかかった事など、思い出して、また後悔しました。
軽度難聴を検索して、どのような症状なのか、難聴のお子さんを持つお母様のブログを読んだりしました。
息子は少しの音でも反応するので、信じられませんでした。
聴覚検査に行く
紹介された病院は他の区からも患者が来るので、予約が取れたのが1ヶ月以上先。
仕事を休んで、息子と電車に乗って、診察に向かいました。
受付で聞かれてハッとしたのですが、区からの紹介状を貰ってない!
「他の区からは紹介状をお持ちいただいています」と言われました。
よく無料で受診できたなと思います。
診察は年配の男女の医師が診てくれました。
診察前に発達状況の質問の冊子に時間をかけて、息子をなだめながら答えていたのですが、医師が冊子を一切見ることはなかった 笑。
確か50問位あって、種類別で2冊あったはず!
そして、年配の女性医師が診察中にウトウトしていた 笑。
聴覚検査の方法
大人の健康診断の聴覚検査と同じです。
年配男性医師がボタンを押すと、機械から音が鳴り、息子が「鳴っている」と意思表示します。
一応子供用で、ボタンを押している間、機械の中が光り、動物の人形が見えるという仕組み。ボタンを押さないと人形は見えません。
子供はその人形が見たくて(?)ボタンを押す…のかな?
この年配男性医師、音が鳴るボタンを押している間、息子に表情で教えてました。ご本人は気がついていないのでしょうが、顔が (ホレ、押してるぞ!)な表情をしていて、息子も音よりも医師の表情で意思表示(ボタンを押す)しているように見えました。
これ、側で見ていた私は何か言うべきだったのでしょうか。
驚いてしまうことが多々あり、この病院を保健所はなぜ紹介したのかわかりませんでした。
結果は軽度難聴ではないという診断が出ました。
会社に息子のことを話し、休んで、息子をなだめながら冊子に答え、目の前で寝ている医師がいて、診断もよくわからず…。
親だからやることは当たり前ですが、疲れましたね…。
滑舌が悪い原因?
年配男性医師が言うには滑舌がはっきりしないのは「舌の使い方を学び損ねている」ということでした。
息子の口に指を突っ込み、舌を抑えながら「発音してみて!」と。
私たちは無意識のうちに、舌の前や奥などを使い発音することを学んでいるそうです。
「治る障害でよかったじゃない」と言われたことを覚えています。
あー、うちの子、障害があるんだ…医師に言われては決定だな…となんとも言えない気持ちになりました。
保健所へ診断報告
後日、聴覚診断結果を伝えるためと経過観察で、保健所へ向かいました。
この経過観察がコロナで先送りされ、一区切りつくまで時間がかかることに…。
状況がわかってくれている(だろう)し、前回と同じ診療心理士に診てもらいました。
息子は3歳8ヶ月(経過観察時は3歳7ヶ月)相当の問題が答えられず「かなり発達が遅れています」と言われました。
診療心理士さんと息子が向かい合って座り、
診療心理士が作った積み木と同じものを作ったり、質問に答えたりします。
➡(矢印)以降は診療心理士さんからのアドバイスで、保育園の担任に相談して取り組んでもらっても良いということでした。
それはありがたいことですけど、カリキュラムというか、保育園は年間の計画や先生方のお考えがあると思うので、それを変更させてしまってもいいものか、言いにくいなと思っていました。
◦1から5までが言えない
「(積み木)3つ下さい」には3つ渡せている。意味は理解しているが、1から10まで数えられない。
➡お風呂に入っている時に「20数えて出よう」など声がけするといい
◦色の名前が言えない
➡息子の身近なものの色「青色のTシャツ」など声がけするといい
◦見本の図形と同じものが書けない
○、+、□と書けたが、苦労していた。筆の運びがスムーズではないと言われる
➡親がイラストを描く見本を見せて真似させるといい
◦もしも…の話が答えられない
「保育園に行くとき雨が降ってきたらどうする?」「バス停でバスが行ってしまったらどうする?」
質問の意味が理解できなかった様子。
◦自分が男の子か女の子か答えられない
自分(息子)と父親が同じということは理解しているようだが、うつむいて「忘れちゃった…」と答えていた。
結構頑張って答えていましたが、答えられないといけないんだ…と思ってしまったのか、答えられないときは、うつむいていました。
私がハラハラしていたので、息子に言葉をかけてやれませんでした。
かわいそうなのかもう、正直わけ分からなくなっていました。
区の発達障害支援施設を紹介されて、保健所での経過観察はここでおしまいです。
区の発達障害支援施設は人気で、空きがないと思うので、区の発達支援施設から民間の施設を紹介してもらってください、ということでした。
まずは区の発達障害支援施設の面談が必要で、予約の電話をかけ、面談の日程が決まりました。
保育園の担任はなぜ指摘したか
保育園の担任の先生に、経過観察の結果と対策(結局伝えた)、発達障害支援施設を紹介されたことを伝えました。
2歳児のときの面談で、滑舌について指摘した担任は、息子さんが滑舌に問題があったそうで、その経験から、うちの息子が気になったそうです。
病院をたらい回しにされた経験や、ご夫婦での対応を話してくださいました。
長くなったので、2回に分けます。
文章にしてみて、私も反省すべき点があったなと思いました。